宝塚歌劇が公演している劇場をご存知でしょうか?
宝塚の劇場ってどんなところなんだろう?
宝塚を思いきり楽しめる夢の空間ですよ✨
宝塚歌劇の公演は、主に専用劇場で行われています。
その他、別箱公演・コンサート・全国ツアー・ディナーショーなどは、全国各地の劇場で公演が行われています。
今回は、専用劇場である宝塚大劇場と東京宝塚劇場の基本情報、ショップやアクセスなどについてご紹介いたします。
劇場自体が夢の空間である、宝塚の劇場を堪能しましょう!
宝塚歌劇を公演している劇場について
宝塚歌劇団は、兵庫県宝塚市の宝塚大劇場と、東京都千代田区の東京宝塚劇場の2ヶ所に専用劇場を持っています。
宝塚大劇場には、バウホールという小劇場が併設されています。
宝塚ファン用語として、宝塚大劇場は“ムラ”、東京宝塚劇場は“東宝”と呼ばれています。
専用劇場では、主にトップスターが主演を務める“本公演”が行われています。
“別箱公演”と呼ばれる小劇場公演や全国ツアーなどは、外部の劇場や全国各地の劇場で行われます。
ディナーショーは、宝塚ホテルを始めとするホテルの宴会場など。
宝塚大劇場に併設されているバウホールでは、主に若手スターが主演を務める公演が行われています。
◆「銀橋」とは
宝塚専用劇場の最大の魅力とも言える「銀橋」とは、宝塚レビューを形成した第一人者である白井鐵造が、パリの劇場で見た舞台と客席の間に架けられていた“ポン・ダルジャン”(銀の橋)を再現したものです。
客席とスターとの距離を縮め、舞台空間に奥行きを与えます。トップスターが歌いながら渡ったり、ショーで出演者が勢揃いしたりと、宝塚歌劇ならではのダイナミックなシーンを演出しています。
宝塚大劇場
宝塚大劇場は、宝塚歌劇団の本拠地である兵庫県宝塚市栄町に位置しています。
最寄り駅は、阪急電鉄の宝塚駅または宝塚南口駅、JR宝塚駅となります。
初代の宝塚大劇場は1924年に開場し、3階席までの座席数は3,500席でした。
当時は、世界的指揮者であるカラヤンとNHK交響楽団の演奏会やNHKイタリア歌劇団、外部のコンサートなど宝塚歌劇以外でも使用されていました。
老朽化に伴い新たに建設され、1992年1月1日に開場となったのが2代目である現在の宝塚大劇場です。
初代にあった3階席が無くなり、2階席までとなりました。
1995年1月17日の阪神・淡路大震災では、盆を支える柱が折れるなどの大きな被害を受けましたが、同年3月には復興を果たしました。
2005年には銀橋のカーブを緩やかに改修し、1階最前列中央部の客席を23席増設、当初2,527席だった客席数は2,550席となりました。
2009年には1階最前列を0列から1列に改称し、東京宝塚劇場と共に席種区分・座席料金の改定が行われました。
座席料金の改定は、2019年にも行われています。
改札を通り劇場内へ足を踏み入れると、真っ赤な絨毯に豪華なシャンデリア、大階段を模した華やかなロビーが出迎えてくれます。
階段横にあるすみれ色のグランドピアノが自動演奏で公演曲を奏でており、観客を優雅な雰囲気へと誘います。
宝塚バウホール
宝塚大劇場に併設している宝塚バウホールは、1978年4月1日に開場しました。
「時代の先端を行く作品を作り出していきたい」という思いを込められており、次代を担う若手スターが主役を演じる作品を多く公演し、スターへの登竜門としての役割も担っています。
客席が約500席と小規模のため、ステージと客席の距離がほとんどなく、一体感を感じられます。
客席から見て舞台を縁取られたように見える、プロセニアム形式という作りになっています。
オーケストラピットは無いため、録音か小編成による生演奏を舞台上で行うことも。
その他、宝塚音楽学校の卒業公演や、貸ホールとして一般にも開放されています。
宝塚大劇場内のショップ・レストラン等
宝塚大劇場内には、9つのカフェやレストラン、オフィシャルショップ【キャトルレーヴ】を始めとする6つのショップがあります。
カフェやレストランでは、上演中の作品をテーマとした公演メニューも。
【宝塚歌劇の殿堂】では、これまで宝塚歌劇に貢献してきたスターや、過去の公演の衣装や小道具などが展示されています。
【ステージスタジオ】では、レプリカのドレスやメイクを体験できるなど、宝塚歌劇の世界を1日中楽しめるエンターテイメント空間となっています。
詳しくは、宝塚歌劇公式ホームページをご確認ください。
宝塚大劇場の設備・サービス
宝塚大劇場では、子供からご年配の方まで幅広い年齢層の方が楽しめるよう、様々な設備やサービスが完備されています。
- 座席クッション
- 車イス専用スペース
- 双眼鏡貸し出し ※現在は感染予防対策のため中止しています。
- 音声補助イヤフォン貸し出し
- 直営駐車場 720台(普通車1日 ¥1,000)
- 宝塚大劇場 チャイルドルーム
- 阪急タクシー無料直通電話
また、宝塚大劇場の隣にはオフィシャルホテルである【宝塚ホテル】があります。
以前は宝塚南口駅の目の前にありましたが、大劇場の隣に移転する形で新築され、2020年6月21日にオープンしました。
宝塚大劇場へのアクセス
- 阪急電鉄 宝塚本線・今津線:宝塚駅より徒歩10分
- JR西日本 宝塚線:宝塚駅より徒歩12分
- 阪急電鉄 今津線:宝塚南口駅より徒歩10分
阪急電鉄・JR西日本の宝塚駅へは、JR新大阪駅(東海道新幹線)より約40~45分。
伊丹空港よりバスで約30分、または電車で約50分です。
東京宝塚劇場
東京宝塚劇場は、東京都千代田区有楽町に位置しています。
最寄り駅は、東京メトロの日比谷駅やJR有楽町駅となります。
1934年に、東京での宝塚歌劇の拠点となる劇場として誕生。
その後建替工事を行い、2001年に21世紀の幕開けと共にリニューアルオープンしました。
総客席数は2,065席で、宝塚大劇場と同様のちどり配列により、どの席からもステージが見えやすいよう設計されています。
舞台の幅は少し狭くなるものの、舞台システムも宝塚大劇場と同様のものを備えています。
都心部のため宝塚大劇場に比べて敷地は狭いですが、大劇場同様にエントランスの真っ赤な絨毯や豪華なシャンデリア、グランドピアノの自動演奏が宝塚の世界へ誘ってくれます。
東京宝塚劇場内のショップ
宝塚大劇場よりは小規模となりますが、東京宝塚劇場にもちょっとしたショップや喫茶などがあります。
喫茶【カフェ ド ルポ】では、宝塚大劇場とは違った公演デザートが楽しめますが、当面の間営業を休止しています。
2021年12月まで入口横にあったキャトルレーヴは閉店したため、劇場内2Fのショップにてプログラムや公演関連グッズ・オペラグラス・ブルーレイ等を購入することができます。
なお、劇場向かいの日比谷シャンテに【キャトルレーヴ】があります。
日比谷シャンテ内には、気軽に宝塚風メイクを体験できるメイクアップ&フォトスタジオ【オプシス】も。
劇場から徒歩約5分の第一ホテル東京には、【宝塚レビューフォトスタジオ東京】があります。
東京宝塚劇場の設備・サービス
宝塚大劇場同様に、下記のサービスが用意されています。
- 座席クッション
- 車イス専用スペース
- 双眼鏡貸し出し ※現在は感染予防対策のため中止しています。
東京宝塚劇場へのアクセス
- JR山手線・京浜東北線:有楽町駅(日比谷口)より徒歩約7分
- 東京メトロ 日比谷線:日比谷駅(A4出口)より徒歩約5分
- 東京メトロ 千代田線:日比谷駅(A11、A13出口)より徒歩約3分
都内の地下鉄は、出口まで距離があるのでご注意ください。
その他、都営地下鉄三田線の日比谷駅や東京メトロ銀座駅なども徒歩圏内です。
まとめ
宝塚大劇場と東京宝塚劇場の2つの専用劇場について、ご紹介いたしました。
- 両劇場ともに、最寄り駅から徒歩10分以内
- 宝塚の特徴の1つである「銀橋」がある
- ちどり配列の座席と、横長のため2階席からでも見やすい
- 宝塚大劇場の座席数は2,550席、東京宝塚劇場は2,065席
- 約1000パターンの演出に対応可能
- レストランやグッズ売り場などのショップが充実
- 座席クッション、車イス専用スペース、双眼鏡貸し出しなどの便利なサービス
観劇の際には、宝塚の夢の世界を存分にお楽しみください。
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