【初心者向け】ファン憧れ《宝塚ホテル》の魅力

アイキャッチ 宝塚ホテルの魅力 宝塚の楽しみ方

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宝塚大劇場オフィシャルホテルである《宝塚ホテル》

2020年に新築された建物は、まさに“夢のつづき”にふさわしく、宝塚歌劇のクラシカルで華やかな世界そのもの。

宝塚ファンだったら1度は宿泊したい憧れのホテルです。

100年あまりもの間、宝塚歌劇と共に愛されてきた歴史宝塚ホテルならではの魅力をご紹介いたします。

 

宝塚ホテルの基本情報

宝塚ホテルのエントランス

はじめに、宝塚ホテルの概要についてご紹介いたします。

宝塚ホテル“宝塚大劇場オフィシャルホテル”で、運営は阪急阪神第一ホテルグループの阪急阪神ホテルズ

宝塚歌劇団の本拠地・兵庫県宝塚市に位置し、1926年(大正15年)に創業、2021年で95周年を迎えた歴史あるホテルです。

阪急 宝塚南口駅の目の前にあった旧宝塚ホテルは、建物の老朽化に伴い2020年3月31日に一旦閉館

宝塚大劇場(西駐車場)の横に新たに建て直す形で、2020年6月21日に移転開業しました。

ホテル内へ入ると、煌めくシャンデリアレッドカーペット、そして宝塚の舞台に出てくるようなゴージャスな大階段が出迎えてくれます。

ラウンジではアフタヌーンティーなどを楽しむことができ、シーズンごとに入れ替えられる宝塚歌劇の展示スペースは必見の撮影スポット。

宴会場では、現役の生徒やOGによるディナーショーお茶会などが行われます。

また、宝塚ホテルでの宿泊または食事とチケットがセットになった《宝塚歌劇観劇プラン》も用意されており、ページの最後にご紹介しますのでお楽しみに!

 

宝塚ホテルの歴史

出典:https://twitter.com/kobemedphoto/status/1235141535370326016/photo/1

旧宝塚ホテルの建物は、1926年(大正15年)に創業以来、約94年間もの間使用されていました。

建築家の古塚正治さんのよる設計で、近代的な芸術・文化・生活様式を表す“阪神間モダニズム”と呼ばれる様式で建てられ、「県指定景観形成重要建造物」とされていました。

当時の宝塚は、まだ住宅地もなく田園の中にぽつんと建っていたそう。

交通の便の良さから長期休暇の滞在先として別荘のように利用する人たちも多く、宝塚大劇場と共に宝塚のシンボルとして地域住民にも愛されてきました。

太平洋戦争時には全館がアメリカ軍に接収され、将校の宿舎となった歴史も。

旧宝塚ホテルは、阪急今津線の宝塚南口駅の目の前に位置していましたが、老朽化に伴う取り壊し及び移転が2015年に発表され、2020年3月31日に一旦営業を終了しました。

建て替えに際し、ファンや地元住民などから様々な声が上がったそうで、当時の宝塚ホテル関係者へのインタビュー記事に下記のように記載されていました。

最初から移転ありきだったわけではなく、現在のものを補強して使い続ける案や、同じ場所で建て替える案もあった。

しかし、補強すると、窓をふさがなくてはならないなど、快適な空間を提供できなくなってしまうことがわかった。

そして、同じ場所に建て替えれば、試算上約3年の営業停止が見込まれたという。

幸い、宝塚大劇場横には広い駐車場があり、ここに新ホテルを建築すれば、営業準備期間の数ヶ月しか休業せずに済む

そこで移転して営業することになったのだ。

出典:https://www.homes.co.jp/cont/press/reform/reform_00550/

そうして新しい宝塚ホテルは宝塚大劇場の西駐車場横に建てられ、2020年6月21日に開業しました。

100年余りもの間、地域に根付き愛されてきた宝塚ホテルの文化や雰囲気をそのままに、切妻屋根やレリーフ、色使い等は新しい建物にも継承されています。

 

旧・宝塚ホテル

出典:https://twitter.com/kobemedphoto/status/1214115295452745728

旧宝塚ホテルの建物は、クラシカルな中にアールデコ様式を取り入れた西洋風の洋館

私が旧宝塚ホテルに最後に宿泊したのは、2018年7月雪組大劇場公演『凱旋門 / Gato Bonito!!』の公演中でした。

凱旋門の舞台は、1938年から1939年晩夏のパリ

舞台の時代背景と重なり、観劇の余韻に浸りながら過ごすことができた良い思い出です。

その時に撮影した写真と共に、旧宝塚ホテル内の雰囲気をご紹介させていただきます。

小さな噴水のある豊かな中庭は、旧宝塚ホテル内でも特に印象的な空間でした。

旧宝塚ホテルの中庭

日の光が注ぐと、とっても爽やかですね。

旧宝塚ホテルの中庭

こんなに素敵な空間でのんびりと朝食を頂く時間は、何とも言えないほど贅沢に感じたのを覚えています。

お部屋は広く余裕があり、クラシカルな調度品や家具に囲まれた中で過ごすと、その時代へタイムスリップしたかのようでした。

公演中のポスターや、舞台写真などが飾られている展示ギャラリー

過去のレビューで使用したシャンシャンなども展示されていました。

旧宝塚ホテルで使用されていた家具や調度品などは、廃棄予定だった物を市の要望により計123点を寄贈されました。

旧宝塚ホテルのロビー

椅子やテーブルなどは宝塚市立中央図書館に置かれ、その他も宝塚市内の公共施設で再利用されているそうです。

当時の写真を探しながら思い出していると、ノスタルジックな気持ちになってきてしまいます。。

旧宝塚ホテルのトップスターパネル

二度と訪れる事はできませんが、時々恋しくなるほど素敵なホテルでした。

 

新・宝塚ホテル

宝塚ホテルの外観

新宝塚ホテルのコンセプトは、夢のつづき”

宝塚大劇場の(西駐車場)横に位置しており、観劇後の余韻が冷めぬうちにチェックインすることができます。

外観は移転前のクラシカルなデザインを継承し、ロビーには移転前のシャンデリアを移設

4室の宴会場では、生徒たちのディナーショーお茶会なども今後開かれる予定です。(現在お茶会は休止中です。)

また、元宝塚歌劇団 月組組長の憧花とうかゆりのさんが支配人を務めています。

 

宝塚ホテルならではの魅力

宝塚ホテルのロビー

新宝塚ホテルは、地下1階〜5階建てで、客室数は200室

基本情報としては、全客室禁煙無料Wi-Fi、カードキーによるエレベーターセキュリティを完備しています。

その他、宝塚ホテルならではの魅力ポイントをご紹介いたします!

  • 華やかでクラシカルな雰囲気
  • 客室でも宝塚歌劇を楽しめる
  • 歌劇展示コーナー

 

華やかでクラシカルな雰囲気
宝塚ホテルのロビー

宝塚ホテルといえば、宝塚歌劇のイメージそのままに、キラキラと華やかクラシカルな雰囲気。

ロビーには、旧宝塚ホテルから移設したという豪華なシャンデリアがきらめきます。

巨大な絵画のように飾られている緞帳は、昭和期に活躍した洋画家・小磯良平さんによる「騎士の門出」という作品。

1976年から1981年まで宝塚大劇場で使用された後、旧宝塚ホテルの館内に飾られていたものです。

客室でも宝塚歌劇を楽しめる
宝塚ホテルのシングルルーム

宝塚ホテルでは、全客室で宝塚歌劇専門チャンネル《タカラヅカ・スカイ・ステージ》や、動画配信サービス《タカラヅカ・オンデマンド》無料視聴が可能となっています。

客室の種類は、スタンダードシングルからスイートルームまで12種類

200ある客室の約半数である90部屋はシングルルームで、エキストラベッドの追加により3名利用が可能なツインルームや、バリアフリールームも完備されています。

特に宝塚ファンにオススメなのは、2部屋限定の“レビュールーム”

レビュールームには、公演中の組をイメージしたベッドスローとクッション、公演で使用された小道具などが展示されています。

「宝塚グラフ」や「歌劇」など宝塚歌劇に関する書籍も置かれており、照明が付いた女優ミラーに天井にはシャンデリアが。

お部屋からの景色は宝塚大劇場ビューで、寝ても覚めても大劇場の様子を眺めることができます。

更に“スイートルーム”はリビングとベッドルームが分かれており、部屋の中心にはジャグジー付きの大理石のバスタブという、何とも贅沢な作りとなっています。

こんなに豪華なお部屋に宿泊したら、お姫様気分になれること間違いなしですよね^^

歌劇展示コーナー

宝塚ホテルには、2箇所の「歌劇展示コーナー」があります。

1つ目は、1階の“宝塚歌劇トップコンビ 写真パネル”

2つ目は、2階の“展示ギャラリー”で、過去の公演で使用された衣装や小道具・舞台写真などが展示されています。

宝塚ホテルの衣装展示

“特集展示”は、テーマに基いた小道具や衣装の現物を、支配人であり元タカラジェンヌでもある憧花ゆりのさんによるコメントと共に楽しむことができます。

宝塚ホテルの展示

“衣装展示”は、舞台で実際に使用された衣装を360度から観ることができます。

この時のお衣装は、2018 年星組公演のショーKiller Rougeキラー ルージュで着用された元星組トップスター・くれないゆずるさんと、元星組トップ娘役・綺咲愛里きさき あいりさんのものでした。

宝塚歌劇の衣装は一見ゴージャスでとても華やかですが、近くで見るととても繊細に作られており、スパンコールやビーズまでもが一つ一つ手縫いで縫い付けられているのを確認することができます。

その他、大劇場にて公演中の舞台写真などが展示されていますので、宝塚ホテルを訪れた際にはチェックしたい場所のひとつです!

それぞれの場所はこちら↓

ショップ&レストラン

宝塚ホテル内には、気軽に利用できるラウンジ・ビュッフェレストランから、ちょっとした記念日にもオススメな和食・鉄板焼などのレストランがあります。

  • 鉄板焼「風雅」
  • 日本料理「彩羽」
  • ビュッフェ&カフェレストラン「アンサンブル」
  • ラウンジ「ルネサンス」
  • ホテルショップ「アルモ二ー」

ラウンジ「ルネサンス」では、とっても可愛いアフタヌーンティーが宝塚ファンにも大人気!

また、ホテルショップ「アルモニー」では、宝塚ホテルのケーキ宝塚歌劇のお土産・冊子などを購入することができます。

客室料金

宝塚ホテルのフロントロビー

正規料金の一例として、「スタンダードシングル 26,620円〜」、「スタンダードツイン2名利用 33,880円〜(1名16,940円)〜」となっています。

他の宿泊サイトからの予約であれば、「スタンダードシングル 9,414円〜」、「スタンダードツイン2名利用14,164円〜(1名7,082円〜)」とお得になるので、是非チェックしてみてください。

 

アクセス

宝塚駅

宝塚ホテルへのアクセスは、阪急宝塚線 宝塚駅から徒歩約4分JR宝塚線 宝塚駅から徒歩約7分となります。

 

電車の場合

最寄駅

・阪急宝塚線「宝塚駅」から徒歩約4分
・JR宝塚線「宝塚駅」から徒歩約7分

大阪方面から

・阪急宝塚線「大阪梅田駅」から約35分
・JR宝塚線「大阪駅」から約25分

神戸方面から

・阪急神戸線「神戸三宮駅」から約35分
・JR神戸線「三ノ宮駅」から約40分

◆飛行機の場合

大阪国際空港(伊丹空港)から
・お車で約20分
・電車で約30分(大阪モノレール・阪急電鉄利用)

神戸空港から
・電車で約60分(ポートライナー・阪急電鉄利用)

関西国際空港から
・電車で約110分(JR利用)

◆車の場合

中国自動車道「宝塚I.C.」から約10分

*駐車場*

宿泊の場合:1泊1,000円

レストラン等利用の場合:3,000円未満で1時間無料、3 ,000円以上で3時間無料

 

宝塚歌劇観劇プラン

《宝塚歌劇観劇プラン》は、宝塚ホテルでの宿泊または食事と宝塚歌劇チケットがセットになったプラン。

SS席は7列目以内、S席は13列目以内のセンターブロックが確保されるという、宝塚ホテルだけのお得なプランです。

宝塚歌劇観劇プランの参考料金

1泊朝食付 SS席プラン

1階 SS席 センターブロック7列目まで(1名利用は電話受付のみ)

1名 28,700円~ / 2名 66,000円~(1名 33,000円〜)

観劇チケットSS席・宿泊・朝食付き

1泊朝食付 S席プラン

1階 S席 センターブロック13列目まで

1名 25,000円~ / 2名 40,000円~(1名 20,000円〜)

観劇チケットS席・宿泊・朝食付き

参考までにですが、宝塚大劇場のSS席は12,500円、S席は8,800円

宝塚ホテルの宿泊費は(時期により変動しますが)1泊朝食付き最安値で12,000円程度なので、1名利用だと割高になってしまいますが、良席が確保されると思えば良いプランなのではないでしょうか。

こちらのプランは、宝塚ホテルの公式ホームページから申込むことができます。

インターネットでの販売が開始される時期は、大劇場公演初日の2ヶ月ほど前のようですので、随時チェックしてみてください。

ただし、チケットの受け渡しには注意事項が何点かあり、受け渡しは観劇日当日のみで、本人確認書類(原本のみ・コピー不可)の提示が必要になるそうです。

その他のチケットの取り方については、こちらの記事を参考にしてみてください。

 

まとめ

今回は、宝塚大劇場オフィシャルホテルである《宝塚ホテル》についてご紹介いたしました。

1926年(大正15年)に創業しましたが、建物の老朽化に伴い、宝塚大劇場の隣へ移転する形で2020年6月21日に開業しました。

新築された建物は、旧宝塚ホテルのクラシカルなデザインや文化を継承されており、観劇前後の“夢のつづき”にふさわしい雰囲気。

全客室でタカラヅカ・スカイ・ステージ》《タカラヅカ・オンデマンド》無料視聴可能なため、客室でも宝塚歌劇を楽しむことができます。

公演中の組をイメージしたベッドや、公演で使用された小道具などが展示されている《レビュールーム》もオススメ!

宝塚ファンになったら、観劇の予定に合わせて《宝塚ホテル》に宿泊してみてはいかがでしょうか?

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