宝塚歌劇団 宙組トップスター【桜木 みなと】

スター

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宝塚歌劇団 宙組トップスターである桜木さくらぎ みなとさん。

美少年のような容姿にニッコリ笑顔のギャップが魅力、周りの人はもちろん客席にも元気を与えてくれる桜木みなとさんは一体どんな方なのでしょうか?

このページでは、宝塚歌劇にハマり始めたばかりの初心者の方に向け、桜木みなとさんの魅力をご紹介します!

 

宙組トップスター【桜木 みなと】とは?

桜木 みなと(さくらぎ みなと)さんは、安定した技術力を持ち、パワフルな舞台姿でファンを魅了する宙組トップスター

宝塚音楽学校へ一発合格し、スター揃いの95期の中でも宙組を代表する御曹司として注目を集めて来ました。

どんな人も元気にする全開の笑顔が印象的ですが、舞台上では儚げな役を演じたりショーで客席を釣ったりと、様々な魅力があります。

役者としては、『アナスタシア』のヴラド・ポポフ役や『カルト・ワイン』のカミロ・ブランコ役、『HiGH&LOW-THE PREQUEL-』のスモーキー役など、さまざまな役柄を演じてきました。

 

桜木 みなとさんのプロフィール

桜木 みなと(さくらぎ みなと)

誕生日:12月27日

期:95期生

出身地:神奈川県横浜市

身長:170cm

血液型:AB型

愛称:ずん

好きな食べ物:カレー

初舞台:2009年4月「Amour それは…」

桜木みなとさんは神奈川県横浜市出身で、2人姉弟の姉として育ちました。

芸名の由来は、桜木みなとさんの地元である横浜の「桜木町」と「みなとみらい線」から名付けたそうです。

愛称の「ずん」は、本名の「じゅんこ」が由来です。

宝塚音楽学校には初めての受験で合格し2007年に入学、2009年に95期生として宝塚歌劇団に入団し宙組に配属されました。

2014年『白夜の誓い』のグスタフIII世役、2015年『王家に捧ぐ歌』ラダメス役と、2度の新人公演主演を務めます。

2015年『相続人の肖像』にてバウホール公演初主演に抜擢。

その後、2017年『パーシャルタイムトラベル 時空の果てに』で、2度目のバウホール公演主演を務めます。

2020年『壮麗帝』にて東上公演初主演の予定でしたが、コロナウィルス感染症による公演延期により、スケジュール変更のうえ梅田芸術劇場シアター・ドラマシティでの振り替え公演となりました。

その後、2022年ドラマシティ・東京建物 Brillia HALL公演『カルト・ワイン』にて東上初主演を果たします。

そして、芹香斗亜さんの後任として、2025年4月28日付で宙組10代目のトップスターに就任

桜木みなとさんは、宙組初の生え抜きトップスターとなります。

相手役には春乃さくらさんが引き続き務め、2025年6月東急シアターオーブ公演『ZORRO THE MUSICAL』にてトップコンビプレお披露目。

2025年9月大劇場公演『PRINCE OF LEGEND / BAYSIDE STAR』にて、トップコンビ大劇場お披露目となります。

また、桜木みなとさんは、2025年4月より阪急交通社のイメージキャラクターに就任しました。

阪急交通社のイメージキャラクターは、1991年より宝塚歌劇団の団員を起用しており、桜木みなとさんで8代目となります。

定期的に開催されている貸切公演では、公演後の挨拶が慣習となっています。

 

宝塚を目指した切っ掛け

阪神電車と宝塚大劇場

桜木みなとさんと宝塚との出会いは、小学生の頃に母親の知人から借りた宙組公演『エリザベート』のビデオがきっかけでした。

初めて観る舞台映像に衝撃を受け、舞台やミュージカル映画に夢中になっていきます。

中学では英語劇『シンデレラ』で主役を務めたのをきっかけに、「皆で一つの作品を創る楽しさ」に目覚めました。

表現を学べる自由な校風の高校へ進学し、そこで出会った仲間たちが演者を目指す姿に刺激を受けたそうです。

自分も舞台に立ちたいと宝塚音楽学校の受験を決意し、レッスン経験もないまま挑戦するも見事一発合格!

桜木みなとさんの原点にあるのは、自由に挑戦させつつも「人としての道は外すな」と教えてくれた両親の言葉。

人に迷惑をかけず謙虚に生きなさい、というご両親の想いが桜木みなとさんの軸となっています。

 

ストイックさと葛藤

ステージ

桜木みなとさんの舞台人としての歩みは、ストイックな完璧主義と深い葛藤の連続でした。

宝塚音楽学校に一発合格したものの、スター揃いの95期の中で個性や武器が見つからない自分に、なかなか自信を持てない期間が続いたそう。

特に、優等生という評価が呪縛となり「どうしたら殻を破れるのか」と自分を追い詰める要因になっていました。

しかし、コロナ禍の休演期間に映像や読書を通じて視野が広がり、「一人で戦うのではなく、仲間と舞台をつくることの大切さ」に気づき始めます。

自分を褒めるとしたら、逃げなかったことです。楽なほうに逃げるのはすごく簡単。でも、逃げたら何も残らない。苦しいときこそ、やってみよう、この道を極めてみよう、攻略してみよう、そうやって得たものは必ず自分の財産になる。

だからこそ私は、逃げず、諦めず、向き合い続けた先に見える景色をこれからも大切にしたいと思っています。

引用:https://lee.hpplus.jp/column/2486462/area02/

桜木みなとさんにとって「苦労は買ってでもする」という信念が軸となり、逃げずに挑戦し続けた姿勢が舞台上での存在感につながっています。

完璧を目指しつつも仲間と支え合う柔軟さを手にした今、宙組を牽引するトップスターとして更に進化を続けています。

 

宙組初の生え抜きトップスター

コンサート

桜木みなとさんは、2025年4月に退団した芹香斗亜さんの後任として、宙組10代目のトップスターに就任しました。

1998年の創設以来、歴代のトップはすべて他組からの組替えだったため、宙組初の生え抜きトップとして大きな注目を集めています。

さらに、95期生は星・花・月・雪・宙の全5組でトップスターを輩出するという快挙を達成。

多彩な才能を揃えた「伝説の期」として、その存在感をあらためて証明する形となりました。

 

相手役・春乃さくらさんとのコンビ

桜木みなとさんの相手役は、102期生の春乃さくらさん。

春乃さくらさんもまた、宙組で育った生え抜きトップ娘役です。

桜木みなとさんは2025年4月28日付でトップスターに就任、春乃さくらさんは2023年6月12日付でトップ娘役に就任しました。

お二人が相手役として初めて組んだのは、2022年の別箱公演『カルトワイン 』です。

クリアな声質と安定感のある歌唱力、落ち着いた芝居に定評のある春乃さくらさん。

それぞれの魅力を確立しているお二人が組むことで、どのような相乗効果が生まれるのか期待しましょう!

 

桜木みなとさんの主な舞台

【初舞台】2009年4月〜
2009年宙組『薔薇に降る雨 / Amour それは…』
【宙組時代】2009年6月〜
新人公演2012年『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』
ジークフリード・キルヒアイス役(本役:朝夏まなと)
新人公演主演2014年『白夜の誓い -グスタフIII世、誇り高き王の戦い-』
グスタフIII世役(本役:凰稀かなめ)
2015年『王家に捧ぐ歌』
ラダメス役(本役:朝夏まなと)
バウ主演2015年バウホール公演『相続人の肖像』
2017年バウホール公演『パーシャルタイムトラベル 時空の果てに』
ドラマシティ公演主演2020年梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演『壮麗帝』
東上主演2022年ドラマシティ・東京建物 Brillia HALL公演『カルト・ワイン』
【宙組トップスター時代】2025年4月28日~
トップコンビプレお披露目2025年6月東急シアターオーブ公演『ZORRO THE MUSICAL』
トップコンビ大劇場お披露目2025年9月大劇場公演『PRINCE OF LEGEND / BAYSIDE STAR』

桜木みなとさん出演のオススメ作品

桜木みなとさんの魅力を堪能できる作品をご紹介します。

  • 宙組大劇場公演『アナスタシア』
  • 宙組ドラマシティ・東京建物 Brillia HALL公演『カルト・ワイン』
  • 宙組大劇場公演『HiGH&LOW-THE PREQUEL-』

宙組大劇場公演『アナスタシア』

宝塚歌劇ポスター『アナスタシア』
出典:https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2020/anastasia/cpl73a000008tx69-att/cpl73a0000098eos.pdf

『アナスタシア』は、20世紀初頭のロシア・サントペテルブルクを舞台にした壮大な物語。

桜木みなとさんは、元貴族で詐欺師のヴラド・ポポフ役を演じました。

皇帝ニコライ2世の末娘アナスタシア/アーニャ(星風まどか)は、革命の混乱の中で家族を失い、記憶喪失のまま孤児アーニャとして生き延びます。

一方、パリに暮らす祖母マリア皇太后(寿つかさ)は、孫を捜すため懸賞金を懸け、詐欺師ディミトリ(真風涼帆)とヴラドはアーニャを利用しようと画策。

共にパリを目指す旅の中で、アーニャは失われた記憶と自分の過去に向き合い始めます。

しかしその背後では、政府の命を受けた将校グレブ(芹香斗亜)が、アナスタシアの命を狙って迫っていたのです。

桜木みなとさんは、アーニャとディミトリの仲を見守る役どころを、素晴らしい歌唱と共にお茶目なキャラクターとして魅力的に演じました。

和希そらさん演じる恋人・リリーとの愛らしい場面も見どころです!

ずんちゃんの歌唱力と、軽快で心温まるお芝居が堪能できる作品です。

 

宙組ドラマシティ・東京建物 Brillia HALL公演『カルト・ワイン』

出典:https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2022/cultwine/cpl73a00000blkz5-att/cpl73a00000bll0x.pdf

『カルトワイン』は、21世紀初頭のニューヨークを舞台に、高級ワイン業界を揺るがす詐欺事件の真相を描きます。

桜木みなとさんは、若きワイン・コレクターのカミロ・ブランコ役を演じました。

華やかなオークション会場に現れたカミロは、実は極貧と暴力に満ちた過去から逃れたホンジュラス出身の不法滞在者シエロ・アスール。

シエロは、羽振りの良さ・膨大な知識・確かな舌・人懐っこい性格で人々を魅了しながら、偽造ワインで巨額の利益を得ていきます。

彼は何故ワイン偽造に手を染め、業界を揺るがすワイン詐欺師となったのか。

貧しい青年が、被害総額1億ドルの偽造ワイン事件犯として投獄されるまでの、葛藤と欲望を描いた物語です。

宝塚2作目となる演出家の栗田優香さんが創る濃密でテンポの良い世界観は、桜木みなとさんの代表作のひとつとなりました。

なお、収録予定日にコロナウィルス感染症の影響で中止となってしまったため、残念ながら映像の発売はされていません。

宝塚スカイステージで初日映像の特別版が放送されており、今後も再放送の可能性があるため、気になっている方はチェックしてみてください。

ずんちゃんの魅力が存分に生かされた満足度の高い作品です!

 

宙組大劇場公演『HiGH&LOW-THE PREQUEL-』

出典:https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2022/highandlow/cpl73a00000bnzsh-att/cpl73a00000bnzu9.pdf

『HiGH&LOW-THE PREQUEL-』は、テレビドラマ・映画化が大ヒットしたシリーズ『HiGH&LOW』のバックストーリーを宝塚の世界観で描くミュージカル。

桜木みなとさんは、「RUDE BOYS」のリーダー・スモーキー役を演じました。

かつて一帯を支配していた伝説のチーム「ムゲン」が突如解散し、抗争が絶えない混沌の中で「SWORD」と呼ばれる5つのチーム誕生前夜の物語。

「SWORD」の「R」を表す「RUDE BOYS」は、身寄りのない子供や老人、犯罪者たちが家族のように暮らす治外法権の街「無名街」の守護神。

桜木みなとさん演じるスモーキーは、家族同然に大切にしている無名街の住人を守る使命感を持っている人物。

かつて無名街に存在した製薬会社の工場が残した公害により、重い病を患っているというセンシティブなキャラクターを儚げに演じ上げました。

なお、2025年9月から上演される大劇場お披露目公演PRINCE OF LEGENDは、「HiGH&LOW」の制作陣によりドラマ・映画化された作品の宝塚版となります。

今にも消え入りそうな儚げな魅力を持つ、ずんスモーキーをぜひ確かめてください。

 

まとめ

今回は、宙組トップスターの桜木みなとさんについて、プロフィールや宝塚を目指した切っ掛け、オススメの作品等をご紹介しました。

宝塚音楽学校に一発合格し、ストイックな努力で歌・ダンス・芝居と安定した実力を持っています。

客席全体にパワーを与えてくれる全開の笑顔が印象的ですが、舞台上で魅せるさまざまな表情も魅力の一つ。

宙組初の生え抜きとして、2025年4月28日付で10代目宙組トップスターに就任しました。

男役17年目を迎え、相手役の春乃さくらさんと共に新たな魅力が開花されるのが楽しみですね!

 

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