宝塚歌劇団 宙組トップスター【芹香 斗亜】

アイキャッチ 芹香斗亜 スター

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宝塚歌劇団 宙組のトップスターである芹香 斗亜せりか とあさん。

まるで王子様のようなキラキラ感スタイリッシュなビジュアルで、ファンの心を魅了し続ける芹香斗亜さんは一体どんな方なのでしょうか?

このページでは、宝塚歌劇にハマり始めたばかりの初心者の方に向け、芹香斗亜さんの魅力をご紹介いたします!

 

宙組トップスター【芹香 斗亜】とは?

芹香 斗亜(せりか とあ)さんは、2023年6月12日付けで宙組トップスターに就任しました。

小顔に長身というスラッとしたスタイルに恵まれ、歌も芝居もダンスも安定した実力を持っています。

元タカラジェンヌであるお母様の影響で、物心つく前から宝塚歌劇の舞台を観ていたという生粋のタカラジェンヌ。

王子様のようなキラキラ感とスタイリッシュなビジュアルを持ちながらも、実はお笑い好きで、アドリブの場面ではサービス精神旺盛な一面も。

『MY HERO』ノア・テイラー役、『オーシャンズ11』ラスティー・ライアン役、『シャーロック・ホームズ』ジェームズ・モリアーティ教授役など、青年役から悪役まで様々な役柄を幅広く演じてきました。

また、『ハンナのお花屋さん』アベル・ヨハンソン役や『天は赤い河のほとり』ウセル・ラムセス役では、画から飛び出てきたようなビジュアルの美しさとかっこよさでファンを一気に増やしました。

 

芹香 斗亜さんのプロフィール

芹香 斗亜(せりか とあ)

誕生日:1月20日

期:93期生

出身地:兵庫県神戸市

身長:173㎝

血液型:B型

愛称:キキ

好きな食べ物:苺、鰻

初舞台:2007年3月『シークレット・ハンター』

 

芹香斗亜さんは兵庫県神戸市で生まれ、一人娘として育ちました。

宝塚音楽学校には初めての受験で一発合格し2005年に入学、2007年に93期生として宝塚歌劇団に入団し、星組に配属されました。

2010年『愛と青春の旅だち』ザッカリー・メイヨー(ザック)役にて新人公演初主演に抜擢された後、3度の新人公演主演を務めました。

2012年4月2日付で花組へと組替えし、2014年にはフォーエバー・ガーシュインにてバウ初主演、2017年に『MY HERO』にて東上初主演を果たします。

2015年『カリスタの海に抱かれて / 宝塚幻想曲』より2番手に昇格し、2017年10月30日付で宙組へと組替えしました。

2019年2月には『群盗』にて2度目となる東上公演主演、2021年11月には『プロミセス、プロミセス』にて3度目の東上公演主演を務めました。

そして、真風涼帆さんの後任として2023年6月12日付で宙組トップスターに就任しました。

相手役には春乃さくらさんを迎え、2023年7月東京建物 Brillia HALL公演『Xcalibur エクスカリバー』にてトップコンビプレお披露目

2023年9月大劇場公演『PAGAD(パガド)~世紀の奇術師カリオストロ~ / Sky Fantasy!』にてトップコンビ大劇場お披露目となります。

 

プライベートで芹香斗亜さんが愛してやまないペットは、愛犬のプリンちゃんキャンディちゃん

タカラヅカ・スカイ・ステージの番組「とび出せ!ワンにゃんパラダイス!!」では、第1回にプリンちゃんが、最終回にキャンディちゃんが登場しました。

プリンちゃん元保護犬のチワワの女の子で、芹香斗亜さんのご実家で暮らしているそう。

とても穏やかでおとなしく、あまり鳴いたり動き回ったりしない性格だそうです。

最終回に登場したのは、ティーカッププードルのキャンディちゃん

キャンディちゃんとの出会いは、花組TBS赤坂ACTシアター公演『ハンナのお花屋さん』千秋楽の翌日にペットショップで一目惚れしたそう。

目が合った瞬間に心を奪われ、一旦保留にして家で考えた後、翌日にはお迎えしたそうです。

まだ生まれたばかりでとても小さくて焦げ茶色だったため、からあげちゃんという名前にしようと思ったそうですが・・・

家族に反対され、キャンディちゃんという可愛らしい名前になったという楽しいエピソードも。

 

また、2015年5月11日から“阪急交通社のイメージキャラクター”に起用されています。

定期的に開催されている貸切公演では、公演後に挨拶されるのが定番となっています。

阪急交通社のイメージキャラクターは、1991年より宝塚歌劇団の団員を起用しており、芹香斗亜さんで7代目となります。

演技力や歌唱力に定評があり、今後一層の活躍が期待される男役ということで採用されました。

 

宝塚を目指した切っ掛け

宝塚音楽学校

芹香斗亜さんは子供の頃に水泳を習っており、年上の男の子よりも速く泳ぎたいと一生懸命泳いで意識を失ってしまったという、とても負けず嫌いな一面のある子だったそうです。

また、お父様は元プロ野球選手の山沖之彦さん、お母様は元宝塚歌劇団月組男役スターの白川亜樹さんです。

お母様の影響で物心つく前から宝塚歌劇の舞台を観ていたそうですが、それほど夢中にはなれずにいたそう。

周囲の人に当然のように「あなたも宝塚を受けるんでしょ」と言われることが嫌になり、小学校入学後は観劇しなくなっていたそうです。

しかし中学3年生の夏休みに、友人に誘われて数年ぶりに観た月組公演『飛鳥夕映え』

華やかで歴史も学べるという面白さに目覚め、再び劇場に通うようになりました。

その後、ちょうど進路を決める時期に「ちょっと人と違うことがしたい」と思っていたのもあり、宝塚音楽学校を受験しました。

受験までに2ヶ月の準備期間しかないまま合格となったため、入学後は授業についていくのが大変だったそうですが、同期生に教えて貰いながら乗り越えたそう。

芹香斗亜という芸名は家族で考え、「芹香」「天空の」という意味を持つ自動車の名前セリカから、「斗亜」お母様の芸名から1字貰い、赤ちゃんの名付け辞典から決めました。

愛称の「キキ」は、サンリオキャラクターのキキララに似ていると、元星組トップスターの安蘭けいさんが命名しました。

 

2度の組替えと充実の2番手

キャンドル(数字の2)

芹香斗亜さんは2007年に初舞台を踏んだ後星組に配属されましたが、2012年に花組へ組替え、更には2017年に宙組へと組替えと、2度の組替えを経験しました。

特にターニングポイントになったと感じたのは、初めの花組への組替えだったそう。

男役としての基礎的なことを叩き込んだ星組から花組への組替え後は、新人公演主演やバウホール初主演などを重要な役割を担うこととなり、責任感を強く感じるようになったと話しています。

ターニングポイントはありましたか?

「組替えがターニングポイントだったと思います。初舞台から星組だったのですが、手取り足取り教えてくださった方々のいる組を離れ花組に異動した時に、もう甘えていられないという気がしました。

組替え後は沢山の役もいただきましたし、弱音を吐いていられないというか、自分に甘えていられないなと思ったんです。」

https://gokumi.com/gokumi/takaraduka/SerikaToa/sequel.html

そして花組から宙組への組替え後は、それまで積み重ねてきたからこそ生まれる自信と余裕、更には貫禄や色気が深まっています。

宙組ののびのびとした雰囲気の中で楽しく過ごせているようで、良い意味で力の抜けた男役の色気が溢れていると感じるファンも多いのではないでしょうか。

「宙組では想像以上にのびのびとやらせていただいています。トップスターの真風(涼帆)さんは、かつて星組で同じ時間を過ごした経験があり、私にとっては未熟時代を見守ってくださった上級生でもあります。また、宙組には仲のいい同期もたくさんいて。」

「振り返ると、花組時代は背伸びして“頑張らなければ”と肩肘張っていたような気がします。でも今は“やらなくては”ではなく“やってやる!”という気持ちで舞台に挑戦できている。それは、私の中に余裕が生まれたことが大きいのかもしれません。

今は“自分の中にあるものを武器にして挑めばいいのではないか”そんなふうに変わり始めている自分を感じています」

https://marisol.hpplus.jp/article/33189

 

そして2015年には花組の2番手に昇格し、花組から宙組へ組替え後も引き続き務めました。

2度の組替えは特別珍しいことではありませんが、2番手として2つの組を経験するというのはあまり無いことのようです。

スターシステムにおける2番手期間はとても重要で、トップスターと対峙する悪役や親友役を演じるなど、2番手にしか務められない役柄を演じながら役の幅を広げて行くことができる期間。

星組の情熱的なパッション、花組の伝統を受け継ぐ正統派な男役像、そして宙組の現代的なスタイリッシュさ、そのすべてを兼ね備えた男役として公演ごとに輝きを増し続けています。

 

そしていよいよ、2023年6月12日付けで宙組トップスターに就任

ようやく満を持しての就任となり、多くの宝塚ファンが喜ぶと同時にホッと心を撫で下ろすような気持ちになりました。
相手役は、同じ宙組内から春乃さくらさん。
真風涼帆さんと潤花さんの後を引き継ぐ新トップコンビとして、新たな宙組の船出が楽しみです。

 

アドリブの達人

ノーブルで気品のある雰囲気が魅力的な芹香斗亜さんですが、実はお笑い好きで、劇中でアドリブの場面を担当することが多くあります。

まず初めに印象深かった公演は、宙組『オーシャンズ11』で演じたラスティー・ライアンが扮装するジョンソンというキャラクター。

ジョンソンハゲ鬘のおじいちゃん先生という風貌で、ラスティー役を演じる方々は代々アドリブを披露されているのです。

アドリブで使用する小道具や被り物も自分で用意するそうで、公演中は楽屋でひたすら小道具を制作されていたというエピソードも。

芹香斗亜さん演じるラスティー役については、下記の【オススメ作品】でもご紹介しています!

 

次に印象深いのが、宙組『アナスタシア』グレブ・ヴァガノフ

グレブはボリシェビキの将官という軍人で、シビアな場面の中でひと笑いを取るというシュールな場面。

もちろんアドリブはほんの一場面で、元々男性の音域に合わせて作曲された難曲を、聴き応えのある力強い歌声で轟かせています。

 

そして宙組『シャーロック・ホームズ』と同時上演されたショー『デリシュー』では、華やかなドレス姿でマリー・アントワネットに扮しました。

マリー・アントワネットが開くお茶会で、スイーツを持って現れるイケメンたちにアドリブで厳しめにツッコんでいくという場面。

2番手スターが大きな輪っかのドレスを美しく可愛く着こなしながら、下級生のイケメンたちとのやり取りがとても楽しい場面でした。

100公演近く続く中で毎日違うアドリブを、大劇場のある関西と東京で異なる客席の温度感を感じ取りながら考えているそう。

芹香斗亜さんのお客様を楽しませたいというサービス精神がとても感じられる場面です。

 

芹香 斗亜さんの主な舞台

【初舞台】2007年〜
2007年宙組『さくら/シークレット・ハンター』
【星組時代】2007年8月〜
新人公演主演2010年『愛と青春の旅だち』
ザッカリー・メイヨー(ザック)役(本役:柚希礼音)
【花組時代】2012年4月〜
新人公演主演2012年『サン=テグジュペリ』
サン=テックス役(本役:蘭寿とむ)
2013年『オーシャンズ11』
ダニー・オーシャン役(本役:蘭寿とむ)
バウホール主演2013年バウホール公演『フォーエバー・ガーシュイン』
東上主演2017年TBS赤坂ACTシアター・ドラマシティ公演『MY HERO』
【宙組時代】2017年10月〜
主演2018年『宝塚巴里祭2018』
東上主演2019年ドラマシティ・日本青年館公演『群盗-Die Räuber-』
2021年ドラマシティ・東京建物 Brillia HALL公演『プロミセス、プロミセス』
【宙組トップスター時代】2023年6月12日〜
トップコンビプレお披露目2023年7月東京建物 Brillia HALL公演『Xcalibur エクスカリバー』
トップコンビ大劇場お披露目2023年9月大劇場公演『PAGAD(パガド)~世紀の奇術師カリオストロ~ / Sky Fantasy!

 

芹香 斗亜さん出演のオススメ作品

芹香斗亜さんの魅力を堪能できる作品をご紹介いたします。

 

花組TBS赤坂ACTシアター・ドラマシティ公演『MY HERO』

出典:https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2017/myhero/poster.html

『MY HERO』は、伝説のスーツアクターを父に持ち人気No.1俳優の称号を得ていた主人公が、挫折から正義とは何かを見つめながら成長していく物語。

東上初主演となる芹香斗亜さんが、主演のノア・テイラー役を演じました。

舞台は、アメリカのロサンゼルス。

特撮ドラマのスーツアクターとして活躍していた父の背中を追い芸能界を目指したノアは、下積み時代を経験してトップ俳優の座に上り詰めます。

しかし頂点に上り詰め自分を見失っていたノアは、数々のスキャンダルやトラブルを起こして事務所を解雇されてしまうことに。

あっという間にヒーローの座を取られ、落ちぶれて行くノア

他のどの事務所に行っても門前払いされ、為す術を無くしてしまったノアがようやく受けられた仕事は、かつて父が務めた「MASK☆J」顔出し禁止のスーツアクターとして演じるというものでした。

ヒーローモノに欠かせない勇気と諦めない心、そして愛をテーマに、過去の栄光を忘れられずにいた若者が懸命に生きる人々との交流を経て、人生に再チャレンジする姿を描きます。

人気No.1俳優を演じる芹香斗亜さんのスター性は天性のもの。

スーツやサングラスを颯爽と着こなし、スター然としてカッコイイ姿も魅力的です!

 

キキちゃんの東上初主演は、宝塚によるヒーローモノ。かっこよくて笑いも切なさもある作品です!

 

宙組大劇場公演『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』

出典:https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2021/sherlockholmes/poster.html

19世紀後半に活躍したイギリスの小説家コナン・ドイルが生み出した、稀代の名探偵シャーロック・ホームズ

人並み外れた洞察力・観察力・変装術を駆使する名探偵の活躍を描いた「シャーロック・ホームズ・シリーズ」は、長きに渡り世界中の人々を魅了し続けています。

幾度も映画やテレビドラマ、アニメ化等されて来ましたが、2021年に宝塚歌劇団宙組によりミュージカル化されました。

主人公のシャーロック・ホームズ役を演じたのは真風涼帆さん、ヒロインのアイリーン・アドラー役を演じたのは潤花さん。

そして、ホームズの宿敵となるジェームズ・モリアーティ教授役を演じたのは、芹香斗亜さんです。

モリアーティは高い知的能力をもった元数学教授という表の顔と、ロンドンで起こる多くの犯罪の黒幕という裏の顔を併せ持つ人物。

切り裂きジャック事件がロンドンの街を脅かしていた頃、ホームズは独自の調査を行い事件の真犯人を追っていました。

その事件に関わる中心人物こそが、芹香斗亜さん演じるモリアーティ

モリアーティは、コナン・ドイルがシャーロック・ホームズシリーズを終わらせるために作り上げた人物のため、ホームズと同等の知能を持たされました。

モリアーティを追い詰めるホームズとの直接対決は、シリーズ「最後の事件」に描かれた場面となっています。

その他ホームズシリーズには欠かせないキャラクターたちも登場し、それぞれが原作に忠実に再現されているため、シャーロック・ホームズ愛好家の方々にも評判を得ていたようです。

 

怪しくも美しい悪役モリアーティを演じるキキちゃんが新鮮に映る作品。

同時上演のショー『デリシュー』でも大大大活躍していますので、是非ご覧ください!

 

宙組 大劇場公演『NEVER SAY GOODBYE -ある愛の軌跡-』

NEVER SAY GOODBYE
出典:https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2022/neversaygoodbye/poster.html

『NEVER SAY GOODBYE』は、ミュージカル作曲家のフランク・ワイルドホーンさんと、演出家・小池修一郎先生による宝塚オリジナル作品。

2006年に宙組にて初演され、2022年に同じく宙組にて再演されました。

スペイン内戦が開始された1930年代のバルセロナを舞台に、写真家と劇作家との愛仲間たちとの絆を描いた物語。

芹香斗亜さんは、闘牛士のヴィセント・ロメロ役を演じました。

ヴィセントは、真風涼帆さん演じる人気写真家ジョルジュ・マルローの親友で闘牛士。

スペインのバルセロナで人民オリンピックが開催されることになったものの、開会式のリハーサルで一部のファシストである軍人がクーデターを起こし、オリンピックの中止が余儀なくされます。

人民オリンピックを快く思わないナチス・ドイツが、裏で画策したことによるものでした。

ジョルジュは闘牛士を捨て、スペイン存続のために立ち上がる仲間たち“カマラーダ”とともに内戦に参加することに。

カマラーダを牽引するリーダーとして、仲間たちとの絆を深めながら戦いに挑む人物を情熱的に演じました。

戦争という激動の時代に生きる人々の様を、数々の名曲と共に描いた作品です。

褐色の肌色に黒髪というセクシーなビジュアル、自身の仕事に誇りを持つ情熱的な闘牛士役。

男役冥利に尽きると言っても過言ではない、キキちゃんのワイルドな役柄を是非ご堪能ください

 

まとめ

今回は、宙組トップスターの芹香斗亜さんについて、2度の組替えや演じてきた役柄、オススメの作品等をご紹介いたしました。

スタイリッシュなビジュアルに安定した実力を持ちながら、素顔はお笑い好きでアドリブに強いというサービス精神旺盛な一面も。

元タカラジェンヌであるお母様の影響で、物心つく前から宝塚歌劇の舞台を観ていたという生粋のタカラジェンヌです。

3つの組での経験から生まれる自信と余裕、更には貫禄や色気が深まり、力強く宙組を引っ張る重要な戦力となっています。

2023年6月12日付で宙組トップスター就任し、さらなる魅力が開花されていくのが楽しみなスターです!

 

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