宝塚歌劇団 月組トップスター【月城 かなと】

月城かなと スター

 

宝塚歌劇団 月組のトップスターである月城つきしろ かなとさん。

正統派で端正な美しいルックスと、上品で落ち着いた雰囲気でファンの心をときめかす月城 かなとさんは、一体どんな方なのでしょうか?

このページでは、宝塚歌劇にハマり始めたばかりの初心者の方に向け、月城 かなとさんの魅力をご紹介いたします!

 

月組トップスター【月城 かなと】とは?

月城 かなと(つきしろ かなと)さんは、2021年8月16日付けで月組トップスターに就任しました。

入団当初から圧倒的な美貌品格のある立ち姿で注目を集め、丁寧なお芝居に安定感抜群の歌唱力やダンス力を持つ実力派男役です。

素顔はマイペースでのんびりした雰囲気をまとい、くっきりえくぼがチャームポイント!

積み重ねて来た経験から滲み出る、渋みのある色気も魅力です。

月組に組替えする前は雪組で育ってきたため、特に日本物における所作の美しさに定評があります。

また、『THE LAST PARTY』スコット・フィッツジェラルド役、『ダルレークの恋』ラッチマン役といった正統派な役だけでなく、『エリザベート』ルイジ・ルキーニ役、『I AM FROM AUSTRIA』リチャード・ラッティンガー役など、個性的な役柄も変幻自在に演じることのできる役者でもあります。

残念ながら、2024年7月7日の東京宝塚劇場公演 『Eternal Voice 消え残る想い / Grande TAKARAZUKA 110!』の千秋楽を以て、退団を発表されています。

退団発表の記者会見では、「どうやって、次につなげるのがベストなのか、去り際は就任のときに考えました。早い段階で5作でとゴールを決めて、月組をいい状態にして、みなさんに愛していただける月組にしようと思ってきました」と語りました。

 

月城 かなとさんのプロフィール

月城 かなと(つきしろ かなと)

誕生日:12月31日

期:95期生

出身地:神奈川県横浜市

身長:172㎝

血液型:A型

愛称:れいこ

好きなもの:母の手料理、父の淹れるコーヒー

初舞台:2009年4月『Amour それは…』

 

月城かなとさんは神奈川県横浜市で、一人娘として生まれ育ちました。

幼い頃から引っ込み思案でおとなしい子供だったそうです。

宝塚音楽学校には初めての受験で合格し2007年に入学、2009年に95期生として宝塚歌劇団に入団し、雪組に配属されました。

2013年『Shall we ダンス?』ヘイリー・ハーツ役にて、入団4年目新人公演初主演に抜擢された後、3度の新人公演主演を務めました。

2015年にバウホール初主演を務め、2017年2月20日付けで月組へと組替え

2018年に東上初主演、2021年に2度目の東上主演を果たした後、珠城りょうさんの後任として2021年8月16日付で月組トップスターに就任しました。

相手役には海乃美月うみのみつきさんを迎え、2021年10月博多座公演『川霧の橋 / Dream Chaser -新たな夢へ-』にてトップコンビプレお披露目、2022年1月大劇場公演『今夜、ロマンス劇場で / FULL SWING!』にてトップコンビ大劇場お披露目となりました。

また、2018年から加美乃素本舗のイメージキャラクターに起用されています。

プライベートで月城かなとさんが愛してやまないペットは、柴犬の松吉まつきちくん

松吉くんとの出会いはペットショップで、まだ子犬だった松吉くんを抱っこした瞬間、あまりの可愛さに飼うことを決めたそう。

名前の由来は、自身のバウ初主演となった『銀二貫』の役名から付け、松吉くんはご実家で暮らしているそうです。

最近では、トンキニーズという種類の猫のちゃいくんをご自宅で飼い始めたご様子。

月城かなとさん曰く、ちゃいくんは“バイオレンスな束縛系の男の子”で、松吉くんとも仲良くしているそうです。

 

宝塚を目指した切っ掛け

月城かなとさんは、5歳からバレエ、7歳からピアノを習い初め、中学受験のための塾に通い始めるまで続けていたそうです。

中学ではミュージカル研究部に所属し、『エリザベート』トート役を務めたこともあったそう。

宝塚を目指した切っ掛けは、高校1年生の時に同級生が貸してくれた宝塚のビデオでした。

その作品は元雪組トップスター・朝海ひかるさん主演の『Romance de Paris』で、朝海ひかるさんのフェアリーのような雰囲気に心が高鳴り、「ここに入りたい」と思い始めたそう。

その後、初めて宝塚歌劇を生で観劇し、ますますのめり込んで行きました。

しかし、宝塚音楽学校の受験を切望するもご両親に反対されますが、約1年間根気よく説得を続け、1回のみという約束で受験が許されます。

通っていた高校は進学校だったためとても忙しく、受験のためのバレエや声楽などのレッスン期間はわずか3ヶ月程でしたが、無事に1度目で合格を果たしました。

 

高い芝居力

月城かなとさんは、整った顔立ちから正統派な二枚目役はもちろんのこと、特に月組に組替えしてから挑戦することの多くなった、三枚目や個性的な役なども演じられる幅広さが魅力の一つです。

個性的な役どころでは、なぜか憎めない主人公の適役『All for One』ベルナルド役、狂言回しで暗殺者の『エリザベート』ルイジ・ルキーニ役、打算的で野心家のマネージャー『I AM FROM AUSTRIA』リチャード・ラッティンガー役など、人格の異なる様々な役柄を演じてきました。

『エリザベート』ルキーニ役といえば出世役でもあり、演じる人によって個性の出る役柄ですが、月城かなとさんは中でも陰湿で狂気に満ちたルキーニ像を作り上げました。

なお、本役の休演による代役も務め、ハプスブルク家の皇太子というルキーニとは正反対の役柄 フランツ・ヨーゼフ役も演じることになりましたが、突然の代役にも関わらず客席の期待を大きく上回る結果を残しました。

また、三枚目の役柄といえばショー『BADDY』ポッキー巡査

好きな女の子に告白もできない気弱な男子ですが、悪役のBADDYに取りこまれてしまったり、犯罪まがいの悪いことにも真面目に取り組んでしまうという、なんだか応援したくなるような愛されキャラを演じました。

悪役や個性のある役柄を演じられるのは2〜3番手時代なので、トップスターになる前のとても充実した期間だったのではないでしょうか。

個性的で難しい役柄に挑戦する度に新たな役者の顔を見せていく様子から、月城かなとさんが心から芝居を愛していることが伝わってくるようです。

落ち着いた雰囲気や思慮深い内面から滲み出る、往年のスターのような貫禄も魅力ですよね。

 

定評のある日本物

月城かなとさんは“日本物の雪組”で育ってきたため、着物の着こなし所作や殺陣などに定評があります。

宝塚音楽学校に入学した頃から出演したかった作品は、『心中・恋の大和路』

2014年の再演でその夢が叶い、念願の与平役を演じました。

「与平がやれたらもう満足」とさえ思っていたため、毎日のお稽古が楽しい反面、自分の理想とする物に近づけたいという苦しさもあったそう。

しかし、とても悩みながら役作りをして来た分、幸せな公演になったと語っています。

そして、同年『一夢庵風流記 前田慶次』で新人公演主演の前田慶次役、2015年『星逢一夜』では新人公演主演の天野晴興役を務めます。

それぞれ元雪組トップスターの壮一帆そうかずほさんと早霧さぎりせいなさんの役を演じることで得たものも大きかったようで、インタビューで下記のように語っていました。

「もともとは、舞踊経験もなく、日本史好きでもない。

でも日本物って、自然に心に入って来て、日本人だなと実感する。楽曲もきれい。

手の動きや目線などの所作で心の動きが分かって奥深い心の中を動かしていないと、お客様に伝わらない。心と所作がぴったりと合った時は、本当に絵のようにきれいで楽しい」

https://www.nikkansports.com/entertainment/column/takarazuka/news/p-cl-tp0-20140605-1312673.html

そして、バウホール公演『銀二貫 -梅が枝の花かんざし-』の松吉役で、初のバウ主演に抜擢されました。

『銀二貫』は、時代小説家の髙田郁さんによる同名小説を舞台化した作品。

舞台は商人の町・大坂天満。武士の息子であった鶴之輔仇討ちで父を亡くした際、命を助けられた寒天問屋の主人の元で松吉と名を改め、弟子として生きることに。

商人としての厳しい修行に耐え、情け深い人々に支えられながら成長していくという涙あり笑いありの人情物語です。

松吉が様々な困難を乗り越えて行く成長過程を、丁寧に情緒あふれるお芝居で演じ、初めての主演とは思えないほど落ち着いた舞台度胸にも驚かされました。

月組に組替えしてからも、『夢現無双』『桜嵐記』などの日本物を演じる機会に恵まれました。

自身のトップスタープレお披露目公演『川霧の橋』では、それまでに積み上げてきた日本物を演じるという技術を持って本領を発揮し、大好評を得ました。

相手役・海乃美月さんとのコンビ

月城かなとさんの相手役は海乃美月うみの みつきさん。月組育ちの97期生です。

圧倒的な美貌と内面から溢れ出る熱い芝居心を持つ月城かなとさんと、儚げな麗しさを持ち経験豊富な実力派娘役海乃美月さん。

れこうみ”や“れいうみ”と呼ばれており、正統派でクラシカルな美しさのあるビジュアルを持つお二人です。

お二人が初めて相手役として組んだのは、2018年の別箱公演『THE LAST PARTY』

そして2021年に『ダル・レークの恋』にて主演とヒロインを務めています。

新生月組のトップコンビとしては、2021年10月にスタートする博多座公演『川霧の橋/ Dream Chaser -新たな夢へ-』にてプレお披露目、2022年1 月に本公演『今夜、ロマンス劇場で / FULL SWING!』にて大劇場お披露目となりました。

就任したてのトップコンビですが、既に主演として2作品を作り上げており、安定感抜群のお二人です。

 

月城かなとさんの主な舞台

【初舞台】2008年〜
2009年 宙組『薔薇に降る雨 / Amour それは…』(宝塚大劇場のみ)
【雪組時代】2009年8月〜
新人公演主演2013年『Shall we ダンス?』
ヘイリー・ハーツ役(本役:壮一帆)
2014年『一夢庵風流記 前田慶次』
前田慶次役(本役:壮一帆)
2015年星逢一夜ほしあいひとよ
天野晴興(紀之介)役(本役:早霧せいな)
バウ公演主演2015年バウホール公演『銀二貫-梅が枝の花かんざし-』
バウW主演2017年バウホール公演『New Wave!-雪-』
【月組時代】
東上主演2018年日本青年館・シアタードラマシティ公演
『THE LAST PARTY〜S. Fitzgerald’s last day〜フィッツジェラルド最後の一日』
2021年TBS赤坂ACTシアター・シアタードラマシティ公演
『ダル・レークの恋』
【月組トップスター時代】2021年8月16日〜
トップコンビプレお披露目2021年博多座公演『川霧の橋 / Dream Chaser -新たな夢へ-』
トップコンビ大劇場お披露目2022年大劇場公演『今夜、ロマンス劇場で / FULL SWING!』
2022年舞浜アンフィシアター公演『Rain on Neptune』予定
2022年大劇場公演『グレート・ギャツビー』予定

 

月城かなとさん出演のオススメ作品

月城かなとさんの魅力を堪能できる作品をご紹介いたします。

 

雪組大劇場公演『るろうに剣心』

出典:https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2016/rurouni/poster.html

1994年から1999年まで『週刊少年ジャンプ』にて連載された、和月伸宏さんによる大人気漫画『るろうに剣心 –明治剣客浪漫譚めいじけんかくろまんたん-』

「るろ剣」と呼ばれ、アニメ化や実写映画化など様々な形で発信されてきましたが、初のミュージカル『るろうに剣心』として宝塚歌劇団が2016年に雪組にて上演しました。

主人公の緋村剣心ひむらけんしん役を演じたのは元雪組トップスター早霧せいなさん、ヒロインの神谷薫役は元トップ娘役の咲妃みゆさんです。

時は明治11年(1878年)の東京下町。幕末から明治へと時代が大きく変わる転換期を舞台に、緋村剣心神谷薫を中心に個性的なキャラクターたちが現れ、戦いを繰り広げて行くというストーリー。

緋村剣心のライバル、四乃森しのもり蒼紫あおし役を月城かなとさんが演じました。

四乃森蒼紫は、江戸城において警護を務めた御庭番衆おにわばんしゅうの最後の御頭という架空のキャラクター

幼い頃から隠密おんみつ(主君などの密命を受けて秘かに情報収集などに従事する者)として厳しい修練を積んで来たため、常に冷静、寡黙で無表情

しかし、戦いに身を置くしか生きる術のなかった4人の部下・御庭番衆を見捨てることができず、共に作品の中で悪役である武田観柳たけだかんりゅうの用心棒を務めていたという情に厚いも。

月城かなとさん演じる四乃森蒼紫は、原作も顔負けの二刀流とロングコートが凛々しい圧倒的ビジュアルの強さ!!

4人の御庭番衆を演じた上級生達を引き連れるという大役を務めた事で、舞台への責任感や意識が変わったそうです。

 

原作を超える!?れいこちゃんの颯爽とした蒼紫さまは必見です!

 

月組日本青年館・シアタードラマシティ公演『THE LAST PARTY 〜S. Fitzgerald’s last day〜 フィッツジェラルド最後の一日』

出典:https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2018/thelastparty/poster.html

『華麗なるギャツビー』を始めとするアメリカ文学に大きな足跡を残した作家、スコット・フィッツジェラルドの物語を宝塚歌劇がミュージカル化した作品『THE LAST PARTY 〜S. Fitzgerald’s last day〜 フィッツジェラルド最後の一日』

2004年に宙組は大和悠河やまとゆうがさん、月組は大空祐飛おおぞらゆうひさん主演で、宝塚バウホールにて2組連続上演された後、2006年に東京にて再演されました。

12年ぶりの再演となる本作で、主演のスコット・フィッツジェラルド役を演じたのは月城かなとさん。ヒロインのゼルダ役を演じたのは海乃美月さんです。

時は1940年12月21日、舞台はハリウッドのアパートメントの一室。

スコットが心臓発作のため急死する場面から始まり、彼が生きてきた半生を回想していく物語。

夢と挫折の中で光を追い続けた男の波乱の人生を、心揺さぶるドラマティックな展開で描きます。

月城かなとさんは、1度は華やかな世界の中心に立っていた男が落ちぶれ、苦悩に満ちた生涯を歩んでいくという難しい役どころを、生来の芝居心で丁寧に演じきりました。

ちょうど入団10年目の挑戦となり、「男役10年」に相応しい貫禄のあるスーツ姿で、成熟した大人の男の色香や哀愁を漂わせます。

ゼルダのために、作家生命のすべてを懸けて執筆に打ち込んでいくスコット

そんなスコットの思いとは裏腹に、自分を見てくれないスコットに自身の存在意義を見失い精神を病んで行くという役柄を、海乃美月さんがガラス細工のように美しく繊細な心で表現しています。

東上初主演となる月城かなとさんと海乃美月さんが初めて組んだ作品で、まるで絵画のようなお二人の並びの美しさにも感動させられます。

 

悲しい結末なだけに、フィナーレでの幸せそうなデュエットダンスには涙が止まりませんでした。

れいこちゃん、うみちゃん共に代表作となった作品です!

 

月組TBS赤坂ACTシアター・ドラマシティ公演『ダル・レークの恋』

出典:https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2021/dallake/poster.html

『ダルレークの恋』は劇作家の菊田一夫さんによるオリジナル作品で、1959年に故・春日野八千代かすがのやちよさん主演にて初演されました。

その後、1997年にレビューを追加し麻路さきさん主演、2007年には瀬奈じゅんさん主演で再演され、2021年に3度目の再演となる本作で主演を務めたのは月城かなとさんです。

インド北部のカシミール地方の中心都市シュリーナガルのダル湖を舞台に、若き軍人ラッチマンと貴族の令嬢カマラ身分違いの恋を描いた物語。

主演のラッチマン役を演じたのは月城かなとさん、ヒロインのカマラ役を演じたのは海乃美月さんです。

ベナレス領主の孫娘カマラは、避暑に訪れたダル湖で騎兵大尉のラッチマンと出会い愛し合うようになりますが、大きな身分差からカマラ別れを告げることに。

ヨーロッパで結婚詐欺や宝石泥棒などを働いた犯罪者・ラジエンドラという人物がラッチマンではないかという情報を得たカマラの一族が、ラッチマンに問うと本人はそれを認めます。

カマラとの交際関係を明かさないという代償に、最後にカマラ一夜を過ごすことを要求する悪どさもある人物を、大人の色気と余裕たっぷりに魅力的に演じました。

1959年の初演から愛され続けて来た宝塚歌劇の王道作品は、クラシカルで正統派なビジュアルのお二人にピッタリとハマる公演となりました。

月城かなとさんの白いターバン華麗な軍服姿や、海乃美月さんのきらびやかなお衣装豪華絢爛な舞台など見どころ満載の作品です。

また、演劇賞の名前にもなっている菊田一夫先生の紡ぎ出す美しいセリフにもうっとりとしてしまいます。

宝塚歌劇を誇るといっても過言ではない、月城ラッチマンの美貌と引きずり込まれるような色気に負けない自信は…ありません!!

 

まとめ

今回は、月組トップスターの月城かなとさんについて、プロフィールや宝塚を目指した切っ掛け、お芝居の魅力やオススメの作品等をご紹介いたしました。

チャームポイントのえくぼに端正で美しいルックス、上品で落ち着いた雰囲気から滲み出る渋みのある色気柔らかな声色も魅力的。

その美しさから正統派な二枚目役はもちろんのこと、三枚目や個性的な役柄も演じられる役の幅広さと、雪組時代に培った日本物における所作の美しさには定評があります。

相手役である海乃美月さんとは、ビジュアルもお芝居も相性抜群!

残念ながら、2024年7月7日の東京宝塚劇場公演の千秋楽を以て退団を発表されていますが、最後の一瞬まで磨き上げられた男役を堪能しましょう。

 

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