宝塚歌劇団 専科スター【水美 舞斗】

アイキャッチ 水美舞斗 スター

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宝塚歌劇団 専科のスターである水美 舞斗さん。

体格を生かしたパワフルなダンスキラキラとしたスターオーラにより、ファンを魅了して止まない水美舞斗さんは一体どんな方なのでしょうか?

このページでは、宝塚歌劇にハマり始めたばかりの初心者の方に向け、水美 舞斗さんの魅力をご紹介いたします!

 

専科スター【水美 舞斗】とは?

水美 舞斗(みなみ まいと)さんは、高い鼻が美しい彫刻のような顔立ち、屈託のない笑顔が魅力的な専科スターです。

2023年4月28日付で、約14年間過ごした花組から専科に移動となりました。

たくましい肩幅と骨太な筋肉から“筋肉番長”と呼ばれ、その体格を生かしたパワフルなダンスが魅力。

野性的な色気と共に、ダンスの相手を務める娘役さんに向ける優しい笑顔に思わず惹きつけられてしまいます。

『アイラブアインシュタイン』トーマス役や『Senhor CRUZEIRO!』クルゼイロ役、『銀ちゃんの恋』倉丘銀四郎役など、様々な役柄を演じ分けられる役者でもあります。

また、2014年の花組公演『エリザベート』では、ハプスブルク家の皇帝フランツ・ヨーゼフを誘惑する黒天使・マデレーネ役を演じました。

男役がマデレーネ役を演じるのは珍しいことですが、バレエのようにしなやかな動きが多いため、ダンサーが演じることの多い役です。

同公演の新人公演では、ストーリーのキーとなる暗殺者ルイジ・ルキーニ役を演じました。

 

水美 舞斗さんのプロフィール

水美 舞斗(みなみ まいと)

誕生日:6月28日

期:95期生

出身地:大阪府寝屋川市

身長:170㎝

血液型:O型

愛称:みなみ、マイティー

好きなもの:手料理

初舞台:2009年4月『Amour それは…』

 

水美 舞斗さんは大阪府寝屋川市で生まれ、二人姉妹の長女として育ちました。

幼い頃は恥ずかしがり屋な性格だったそうですが、3歳からバレエを始め、踊ることが大好きだったそうです。

祖母が宝塚ファンだった影響で幼い頃から宝塚観劇しており、自身も宝塚の舞台に立ちたいと入団を決意。

小学5年からは、宝塚音楽学校の附属である「宝塚コドモアテネ」に通うようになりました。

宝塚音楽学校には初めての受験で合格し2007年に入学、2009年に95期生として宝塚歌劇団に入団し、花組に配属されました。

2015年『カリスタの海に抱かれて』シャルル・ヴィルヌーブ・ドゥ・リベルタ(カルロ・ヴィラーニ)役にて、新人公演初主演に抜擢されました。

2018年にバウホール公演初主演、2021年に東上初主演を果たします。

2022年『巡礼の年 / Fashionable Empire』より2番手に昇格

2番手羽根を背負う姿を多くの宝塚ファンが望んでいたため、客席はもちろんのことSNS界隈も歓喜の声で湧きました。

その後、2023年4月28日付で専科に移動となりました。

 

プライベートで水美舞斗さんが愛して止まない愛犬は、トイプードルのポチくん

ポチくんはご実家で暮らしており、水美舞斗さんが歌っていると一緒に吠えて歌ってくれるのだそう。

カフェブレイクでは、ポチくんのモノマネを披露されたこともありました。

  

宝塚を目指した切っ掛け

バレエ

宝塚の舞台は、お祖母様の影響で小さい頃から観劇していたそう。

「歌と芝居で人が人をこんなにも感動させられるんだ。ここで踊りたい!」と入団を決意しました。

宝塚音楽学校を目指すことになり、小学5年からは「宝塚コドモアテネ」に通いました。

「宝塚コドモアテネ」は宝塚音楽学校の附属で、設備と講師陣を活用し、声楽・バレエ・日本舞踊のレッスンを行う教室。

定員40名に100名ほどの応募があるため、抽選で決まるそうです。

大好きな宝塚の舞台を観るたびに湧き上がる、「いつかこの舞台で踊るんだ!」という思いを原動力にレッスンに励んだそう。

コドモアテネ最後の舞台では、センターを務めました。

 

水美舞斗さんが入団した95期といえば、特にスター性のある生徒が多く大注目されてきた期。

同じ花組で育ってきた同志でもある柚香光ゆずかれいさん、星組トップスターの礼真琴れい まことさんや月組トップスターの月城つきしろかなとさんが同期です。

 

圧倒的ショースター

コンサート

水美舞斗さんといえば、筋肉質な体格を生かしたダイナミックでパワフルなダンス

ショーで魅せる高さのあるジャンプや、鍛え上げられた体幹を軸にしたブレないダンスが魅力です。

花組時代には、同期の柚香光さんと共に“ダンスの花組”を牽引してきました。

細やかで自由な表現力を持つ柚香光さんのダンスと、ダイナミックでパワフルな水美舞斗さんのダンス。

それぞれのダンスの魅力は違うものの、お二人のダンスは相性抜群

柚香光さんがトップに就任してからのショーでは、お二人が対になってダンスする場面も多く、お二人にしか出せない空気感を感じられます。

水美舞斗さんのダンスを堪能できる公演は、バウ初主演となった『Senhor CRUZEIRO!』

本公演については、下記の【オススメ作品】にも書いていますのでぜひご覧ください。

そして、初の単独スペシャルライブとなった、『水美舞斗スペシャルライブ Aqua Bella!!』

ダンスだけでなく、歌やスーツの着こなしなど、様々な魅力を一気に堪能できるスペシャルライブとなっています。

ラストには、ご自身で作詞されたという楽曲の披露も。

宝塚愛に満ち溢れた水美舞斗さんの魅力を、ぜひお楽しみください。

その他、ショー『BEAUTIFUL GARDEN』で蜂に扮したキュートな姿でセンターを務めるロケットや、DANCEダンス OLYMPIAオリンピアもおすすめ。

DANCEダンス OLYMPIAオリンピアは、1部ではストーリー仕立てのストリートダンス、2部では和太鼓の幕開きから始まり、カポエイラやフラメンコなど多岐に渡るダンスが楽しめます。

水美舞斗さんの様々なダンスシーンを堪能できますので、ぜひご覧ください。

 

真っ直ぐな芝居力

劇場の客席

水美舞斗さんはダンスに注目されがちですが、実は芝居にも定評があります。

これまで演じてきた様々な役の中で特に印象的なのは、『For the people』エルマー・エルスワース

エルマーはリンカーンの助手という役どころでしたが、死が迫る場面のリアリティある芝居が話題になりました。

そして、『アイラブアインシュタイントーマス役。

トーマスは主役の親友で科学者。

物語の鍵ともなる重要な役どころでしたが、清々しさのある若者の内に秘めた猟奇的な部分までを丁寧に演じています。

ターニングポイントの1つとなったのは、2011年花組公演『カナリア』

主演は壮一帆さんで、水美舞斗さんは2番手格となるウカ役を演じました。

当時はまだ研3だったため、大抜擢となったようです。

しかし、それまでに経験したことのない膨大な台詞の量や出番の多さに、動揺と不安でいっぱいだったそう。

しかし、水美舞斗さんご自身も大尊敬する壮一帆さんの近くで演じることにより、たくさんのことを得て勉強になったようです。

当時のことを、後のインタビューで下記のように語っています。

踊ることが幸せだった私に、お芝居を演じる楽しさを教えてくれたのが研3でウカを演じた『カナリア』です。

それまでは本公演であれ程多くの台詞をいただいたことがなく、相手とどうやって台詞のキャッチボールをすればいいのか、まったくわかりませんでした。

こんなことで本当に舞台に立てるんだろうかと悩みましたが、壁にぶつかり、それをなんとかのり越えた経験を経てお芝居に対する苦手意識が克服できました。

引用元:http://with-takarazuka.com/fairy/2014/09/

 

近年では、『元禄バロックロック』コウズケノスケ役や『巡礼の年』フレデリック・ショパン役など、深みのある役が板につくようになってきました。

ショパン役については、下記の【オススメ作品】にも書いていますのでぜひご覧ください。

 

水美 舞斗さんの主な舞台

【初舞台】2009年4月〜
2009年 宙組『薔薇に降る雨 / Amour それは…』(宝塚大劇場のみ)
【花組時代】2009年8月〜
新人公演主演2015年『カリスタの海に抱かれて』
シャルル・ヴィルヌーブ・ドゥ・リベルタ(カルロ・ヴィラーニ)役(本役:明日海りお
バウ公演主演2018年バウホール公演Senhor CRUZEIRO!
特別出演2019年バウホール公演Dream On!』
東上主演2021年ドラマシティ・KAAT神奈川芸術劇場公演『銀ちゃんの恋』
ライブ2021年 水美舞斗スペシャルライブ『Aqua Bella!!』
2023年水美舞斗ディナーショー『One and Only』
【専科時代】2023年4月〜
2023年星組 博多座公演『ME AND MY GIRL』

 

水美 舞斗さん出演のオススメ作品

水美舞斗さんの魅力を堪能できる作品をご紹介いたします。

 

花組 バウホール公演『Senhor CRUZEIRO! – 南十字に愛された男 – 』

Senhor CRUZEIRO!
https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2018/senhorcruzeiro/poster.html

Senhorセニョール CRUZEIROクルゼイロ!』は、ストーリー仕立てのショーとラテングルーヴの2本立て。

2018年に花組にて上演されました。

“CRUZEIRO”とは、ポルトガル語で“南十字星”を指します。

本作にてバウホール初主演となる水美舞斗さんが、クルゼイロ役を演じました。

1幕はダンスと歌を愛した男の生き様をストーリー仕立てにしたショー、2幕は熱いラテン調のショーという構成になっています。

2幕ともショーという、とにかく体力勝負の公演。

体力にも定評のある水美舞斗さんですが、それでも「生と死の狭間で生きているぐらいハード」だったそう。

筋力や体力を向上させるために、インナーマッスルを一から鍛え上げたようです。

ダンスの種類も多岐に渡り、ヒップホップ・アルゼンチンタンゴ・カポイエラ・宝塚王道のダンスなどの他、側転や床技などの高度な技も披露されています。

また、本作品に取り組む上で、最も大切にしていたのがラテンのリズム感

音楽が鳴ると自然に体が動き出すような感覚を身につけるため、自宅でも常にラテン音楽を聴いて体内に取り込んだそうです。

“男役10年”の節目ともなるタイミングで掴んだバウ初主演

それまでは、あまり前に出るタイプではなかったそうですが、本作での主演を機に自分を変えたいと思ったそう。

良くも悪くもマジメ過ぎたのかな。一歩引いて譲っちゃったり。決まり事は大切ですが、そんなこと、お客さまには伝わらない。きっちり、上手に…が、舞台人として果たして面白いのか。決まった枠にとらわれていたら、いいものはできない。ぶち当たって砕けろ!で切り開かないと。自分がやらないで、いつやるんだ?という感じです

引用元:https://hochi.news/articles/20180509-OHT1T50197.html?page=1

体力的にも気力的にも過酷な作品に主演として挑戦することになりましたが、果敢に挑戦し乗り越えたことで、今花組を代表する男役スターとして輝きを放っています。

ショースター水美舞斗を、存分に堪能できる作品となっています!

 

花組 KAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティ公演『銀ちゃんの恋 ~銀ちゃん、本日も反省の色なし~』

銀ちゃんの恋
https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2021/ginchannokoi/poster.html

ミュージカル『銀ちゃんの恋』は、“直木賞”や“日本アカデミー最優秀脚本賞”などを受賞した、つかこうへいさん作「蒲田行進曲」が原作。

宝塚歌劇が初めてミュージカル化し、1996年に月組にて久世星佳さん主演により初演、2008年に花組・2010年に宙組にて大空祐飛さん主演により再演。

2021年に花組にて、2度目の再演となりました。

破天荒な役者・銀ちゃんを中心に、個性豊かな映画仲間たちと繰り広げる人情味溢れる物語

主人公の“銀ちゃん”こと倉岡銀四郎役を演じたのは、水美舞斗さんです。

倉岡銀四郎は映画俳優で、自己中心的で破天荒だけどどこか憎めないキャラクター。

ヒロインで銀四郎の恋人・水原小夏役は星空美咲ほしぞらみさきさん、“ヤス”こと平岡安次役は飛龍ひりゅうつかささんが演じました。

ある日、銀四郎と小夏との間に子供ができますが、銀四郎は映画スターとして生き残るため、小夏に憧れているヤスと小夏を無理矢理結婚させることに。

銀四郎を尊敬していて健気な心を持つヤスは、小夏と結婚することを受け入れます。

水美舞斗さんのスターらしい華やかさと屈託のない明るさが、「主役はオレだ!」と自ら言い切るキャラクターに見事にマッチ。

自己中心的でどこか憎めない反面、素直に表せない孤独を抱える姿も魅力的に演じています。

映画撮影の場面では、新選組の土方歳三役に扮し、キレのある立ち回りも。

映画の「蒲田行進曲」にも登場する名シーン、階段落ちの場面も登場します。

ラストに進むにすれ、思わず涙がこみ上げる場面も。

3人の人間模様を中心に、テンポ良く展開するストーリーとなっています。

水美舞斗さんの底抜けに明るいキャラクターにマッチした銀ちゃんを、ぜひお楽しみください!

 

花組 大劇場公演『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』

https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2022/junreinotoshi/poster.html

ミュージカル『巡礼の年』は、ヨーロッパで絶大な人気を博したピアニスト、フランツ・リストの物語

宝塚オリジナル作品として、2022年に花組にて上演されました。

時は19世紀初頭、ピアノの魔術師と言われたリストを中心に、ロマン派音楽の礎を築いた音楽家たちが登場します。

フランツ・リストを演じたのは花組トップスターの柚香光さん、ヒロインのマリー・ダグー伯爵夫人を演じたのは花組トップ娘役の星風まどかさん。

そして、リストの友人で良き理解者であるフレデリック・ショパンを演じたのは、水美舞斗さんです。

ショパンは、ポーランド出身の作曲家でピアニスト。

リストらと共にロマン派の音楽を盛り上げた、偉大な音楽家の一人です。

本作では、好敵手でもあったリストとの関係性が深く描かれており、大きな見どころの一つとなっています。

詩的で叙情性のある音楽性を持つショパンと、超絶技巧を駆使した華やかな音楽性を持つリスト。

対象的な音楽性を持つ二人ですが、互いに尊敬しあい、刺激しあいながらロマン派の音楽を盛り上げて行きました。

共に花組に配属され、それぞれの魅力を磨きながら一番近くで切磋琢磨してきた水美舞斗さんと柚香光さん、お二人の姿にも重なるものがあるかもしれませんね。

自身のアイデンティティと周囲に求められるカリスマ性との狭間に葛藤するリストに、「なんのために音楽を?」という問いを投げかけ、答えを導きだす重要な人物として描かれています。

ショパンのおおらかさや儚さをキャラクターとして表現し、最期の場面では涙を誘うような水美舞斗さんのお芝居も必見です。

天才音楽家でありながら、病を抱えた自身の人生に苦悩する水美舞斗さんのお芝居に注目です。

 

まとめ

今回は、専科スターの水美舞斗さんについて、プロフィールや宝塚を目指した切っ掛け、魅力やオススメの作品等をご紹介いたしました。

水美舞斗さんは、彫刻のような美しい顔立ちに、屈託のない笑顔が魅力的なスター。

たくましい肩幅と骨太な筋肉から“筋肉番長”と呼ばれ、その体格を生かしたパワフルなダンスが魅力です。

花組時代には、同期のトップスター柚香光さんと共に花組を牽引する存在として活躍!

その後、2023年4月28日付で約14年間過ごした花組を離れ、専科に移動となりました。

野性的な大人の色気をまとう男役スターとして、各組への登場が待ち遠しい存在です。

 

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