宝塚歌劇のチケットを手に入れたら、観劇に向けて何を準備すれば良いのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
必要な物やドレスコード、難しいルールもあるのかな…?
持ち物はチケットさえあればOK☆
ドレスコードも難しいルールもありませんよ!
観劇マナーのみ確認しておきましょう。
このページでは、初めて宝塚を観劇する方に向け、持ち物やマナーなど舞台を楽しむためのポイントをご紹介いたします。
宝塚の観劇準備について
宝塚の観劇準備として、持ち物や観劇マナーを確認しておくことが大切です。
基本的には他の舞台観劇と同様になりますが、ご存知の方も改めて確認しておきましょう。
作品のあらすじ・主要人物・出演者の顔も目にしておくことで、さらに楽しめます。
出演者については、「トップスター・トップ娘役・2番手スター」くらいまでの写真と名前を目にしておくのがオススメ。
その他、劇場に到着しておいた方が良い時間や劇場内のトイレ事情などについてもご紹介いたします。
持ち物
はじめに、観劇の際に必要な基本的な持ち物についてご紹介いたします。
チケットはもちろん必須ですが、オペラグラスがあると更に楽しめます。
劇場内の空調が効いている場合があるため、羽織物が必要な方は準備して行くと良いでしょう。
そのほか、公演チラシを綺麗に持ち帰りたい方はA4のクリアファイルを持って行くと便利です。
チケット or 宝塚友の会カード
なにはともあれ絶対に忘れてはならないのが、《チケット》です。
当日発券なのか事前に郵送で送られてくるのか、友人が持っているのかなど、購入したチケットの発券方法を必ず確認しておきましょう。
宝塚友の会会員の方は当日発券がほとんどのため、「宝塚友の会カード」を忘れずに。
宝塚友の会カードで入場認証時に発券されるチケットは、下記のような組デザインのチケットになります。
入場後も幕間やキャトルレーヴへの入店の際に必要な場合があるため、チケットは常に持ち歩きましょう。
チケットを無くさないよう、「チケットファイル」の利用もオススメ。
チケットぴあやイープラスなどプレイガイドの貸切公演では、専用のアプリをダウンロードしておく必要がある場合があります。
なお、過去にはチケットを忘れた際に“お忘れ券”という対応が可能でしたが、現在は難しいようです。
公式ホームページにも「基本的にはチケットをご持参頂けないとご入場できません」と記載されているため注意が必要です。
当日発券だと思いこんでいたけど、実は発券して家に保管していたのを忘れてしまった…という失敗も多いようです。
オペラグラス
宝塚ファン必須アイテムの1つが、《オペラグラス》です。
舞台から離れた席でも表情が分かるように濃い舞台化粧をしていますが、1階後方席や2階席などは表情が見えづらい場合も。
そこでオペラグラスがあれば、表情から見える繊細な心情の表現も分かり、気になる生徒も把握できます。
特にショーでは、オペラグラス越しにウインクなどのアピールをしてくれることも!
また、劇場内でオペラグラスの貸出し(レンタル料500円/保証料5,000円・返却時に返金)を行っています。
キャトルレーヴでも購入できますが、オススメのオペラグラスをこちらの記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
3列目以内はさすがに必要ないかもしれませんが、1列目で普通に使っている人もいたりします。・ω・
羽織物
《羽織物》については、劇場内の空調温度が自分に合うとは限らないため、特に冷えやすい方は持参がおすすめです。
なお、劇場内ではブランケットの貸出し(無料)も行っています。
せっかくの観劇で体調を崩してしまうことの無いよう、空調温度に対応しやすい服装と合わせて出掛けましょう。
(マスク)
現在はマスク無しでも入場・観劇できますが、特に流行しやすい季節や気になる方は持参すると良いでしょう。
劇場は多くの観客が密集している空間のため、ウィルスが流行しやすい冬場などはマスク着用がおすすめです。
服装
宝塚歌劇の観劇にドレスコードはありませんので、自由な服装で大丈夫です。
実際にはジーパンにスニーカーのようなラフなものから、お着物やドレッシーなワンピースまで、様々な服装の方がいらっしゃいます。
東西の劇場や、曜日・時間によっても様々。
例えば東京宝塚劇場の平日の夜公演では仕事帰りのような服装の方が多く、土日は少し華やかな服装の方が多いようです。
しかし、せっかく華やかな宝塚歌劇を観に行くことですし、劇場という場に相応しいファッションを楽しんでみてはいかがでしょうか?
女性であればワンピースやブラウスにスカート、パンツでも少しヒールのある靴や艶のある素材の靴を合わせれば華やかになります。
ただし、ヘアスタイルやコーディネートに拘りを入れるのは素敵ですが注意点も。
高い位置のお団子頭など、後ろの席の方の視界を遮るようなヘアアレンジには気をつけて。
帽子は開演前には脱帽し、お着物の帯の結び方にもご配慮を。
男性であれば、カジュアルなシャツやジャケットを羽織るだけで、フォーマルなきちんと感が出ますよね。
組カラーやモチーフ、作品の雰囲気に合わせたファッションを考えるのも楽しいものです。
ただし幕間を挟んで約3時間と長丁場ですので、体を締め付けすぎない程度のファッションを楽しんでくださいね。
せっかくの観劇ですので、自身で気分を高めて楽しみましょう♪
もしかしたらこちらを見てもらえるかも!?なんてウキウキしながら準備をすれば、更に楽しみになりますよね♡
バッグや荷物
劇場の座席や通路はとても狭いため、なるべく大きなバッグは避けた方が無難です。
バッグなどの荷物類を足元へ置くと、奥の席へ入る方の通路を妨げるだけなく足を引っ掛けてしまう危険性も。
その度に荷物を動かすのはお互いに気も使いますので、膝の上か座席の下へ置くのが良いでしょう。
お互いが気持ち良く過ごせるよう、配慮が必要ですよね。
もし荷物が多くなってしまった場合や冬場にかさばるコートなどは、劇場内のコインロッカーへ預けてしまいましょう。
宝塚大劇場・東京宝塚劇場内のコインロッカーは、100円で気軽に利用できます。
傘を置く場所は無いため、なるべく折りたたみ傘の方が邪魔にならないでしょう。
ハンドバッグに最低限の荷物と、公演ごとに発売される観劇バックもオススメです。
香りや匂いについて
劇場の客席は密集しているため、香水の付け過ぎやタバコなどの匂いには十分に注意しましょう。
長時間の観劇となるため、匂いによって気分が優れなくなり、体調まで崩す原因になりかねません。
良くあるのが、付け過ぎの香水・洋服に染み付いたタバコの臭い・汗などの体臭・香りのハッキリとしたハンドクリームなど。
自身では気にならなくても、他人への配慮を忘れずにいたいものですよね。
劇場に到着する時間
劇場には、余裕を持って30分くらい前には到着するようにしましょう。
宝塚大劇場・宝塚バウホールは開演の30分前、東京宝塚劇場は開演の60分前に開場となります。
もし開演時間を過ぎてしまうと、すぐには客席内に入れません。
係りの方の案内に従い、なるべく身を屈めながら静かに入りましょう。
しかし観劇に集中されている方の目の前を遮ぎりながら客席に着くのは、申し訳ない気持ちになってしまいますよね…。
どうしてもということでない限り、余裕を持って劇場に到着するようにしましょう。
客席へ着くときのマナー
劇場は客席が密集しており、通路がとても狭くなっています。
後から列に入ってくる方がいる場合は、一度席を立ち通路を空けてあげるとスマートです。
そのような場合のために、荷物は通路ではなく座席の下か膝の上に置くと良いでしょう。
指定された席が列の真ん中や奥の場合は、開演10~15分前などなるべく早めに席に着いておくのがベストです。
通路側の場合は、開演5~10分前くらいまで待ってから席に着けば、たびたび席を立たなくて済みますよ。
公演の予習
観劇前に作品のあらすじや出演者をチェックしておくことで、作品への理解をより深められます。
公演に関する基本情報は、宝塚歌劇公式ホームページでチェックできます。
本・映画・漫画など原作のある作品であれば、事前に読んだり観ておくことで宝塚歌劇ならではの演出を楽しめるためオススメです。
もしタカラヅカ・スカイ・ステージへ加入している方であれば、『宝塚ニュース』『NOW ON STAGE』『ポップアップタイム』をチェックしましょう。
TOKYO MXで放送中の『宝塚カフェブレイク』では、作品に関するエピソードや出演者の作品への思いなどが聞けます。
公演当日は、劇場内で販売している公演プログラム(1,000円)を購入すれば、ストーリーや場面ごとの出演者を確認できます。
初めての観劇で認識できるのは、トップスター・トップ娘役・2番手・3番手くらいまでで、他の方は同じ顔に見えるものです^^;
もし気になる生徒さんがいたら、プログラムで確認してみましょう。
「あの場面のどこら辺の何色の衣装を着ていた方を教えてください…」などとSNSで呟けば、優しいヅカファンの方が教えてくれるかもしれませんよ!
観劇中のマナー
一般的な舞台観劇に共通するマナーとなりますが、今一度確認しておきましょう。
- 携帯電話・スマートフォン・スマートウォッチの電源はオフにする
- 前傾姿勢にならず、背もたれに背中を付ける
- 前の座席を蹴らない
- 上演中に会話しない
- 上演中の写真撮影および録画録音は禁止
- 上演中にビニール袋などの音を立てない
- 開演時間には余裕を持って席につく
- 帽子は取り、頭頂部のお団子など視界の妨げになるようなヘアーアレンジをしない
- 劇場内で演者や作品に対するマイナスな感想は避ける
- タイトル幕や客席内の撮影は、各劇場のルールに従う
特に注意したいマナー
中でも特に注意したいマナーについて、詳しくご紹介します。
上演中は会話しない
観劇マナーの中で最もトラブルが多いのは、上演中の会話です。
どんなに小さな声であったとしても劇場内は声が響くため、他人には耳障りになってしまいます。
お友達と感想を話したい気持ちは抑え、休憩中や終演後のお楽しみに取っておきましょう。
携帯電話・スマートフォン・スマートウォッチの電源はオフにする
携帯電話やスマートフォンについては、マナーモードや機内モードではなく“電源オフ”が必須です。
電源オフが必要な理由については、上演の妨げとなる光・音・電波を全て遮断するためです。
光や音により演者や客席の集中力を途切れさせてしまい、やり直しのきかない舞台そのものが台無しに。
電波については、演者が使用するワイヤレスマイクや音響・照明設備などの妨げとなる場合があります。
普段の生活では電源をオフにすることが殆ど無いかと思いますので、不安な方は念のため操作方法を確認しておきましょう。
スマートウォッチについては、光や時刻を知らせる音が出てしまう場合があるので設定を確認しておきましょう。
上演中にビニール袋などの音を立てない
何気なく出してしまう音にも注意しましょう。
特に良くあるのが、飴の袋を開ける音やビニール袋などを触るガサガサという音。
飴は個包装ではなくジップの付いた袋入りの物にするなど、なるべくリスクを減らしておくと良いでしょう。
ただし上演中は飴を含む飲食が禁止されている劇場もあるため、その劇場のルールに従いましょう。
タイトル幕や客席内の撮影は各劇場のルールに従う
上演前のタイトル幕の撮影については、宝塚大劇場と東京宝塚劇場では撮影が可能となっています。
しかし、その他の外部の劇場では宝塚歌劇の公演であっても禁止されている所が多いので注意しましょう。
宝塚歌劇の場合、ショーのタイトル幕が出てくる(緞帳が上がる)のは開演5分前なので、撮影したい場合は休憩時間ギリギリまでスマートフォンの電源を切らずに準備しておくと良いかと思います。
撮影したら速やかに電源オフを忘れずに!
宝塚歌劇 独特のルール(拍手のタイミング)
初めて宝塚歌劇を観劇する場合、宝塚独自のルールがあるのではないかと心配される方もいらっしゃるかと思います。
しかし、決められたルールなどは特にありません。
ルールではありませんが、宝塚歌劇の拍手には独特なタイミングがあります。
トップスターが登場した時や銀橋を渡り始めた時などが拍手のタイミングとなりますが、初めは周りに合わせておけば大丈夫です!
なお、強制ではないため拍手をしなくても問題ありません。
しかし生徒さん達は、こちらが思っているよりも舞台から客席の一人ひとりを良く見ています。
感動や応援の気持ちを伝えられる手段の一つなので、拍手で気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか^^
劇場内のトイレ事情
幕間(休憩時間)は、現在35分となっています。
特に女性はお手洗いの大行列に並ばなければならないこともあり、意外と時間に余裕がありません。
宝塚大劇場の女性トイレは、個室が多く行列が進みやすいため、どのタイミングで行っても余裕がある印象です。
東京宝塚劇場の女性用トイレは、個室が少なく行列ができてしまうため、1幕終了と共に駆け込む方が多いです。
客席に近い程あっという間に大行列ができるため、少し遠くなりますが下記のお手洗いもオススメです。
※再入場時にはチケットが必要になるためお忘れなく!
ただし、どんなに行列ができていたとしても2幕開演には間に合うよう係りの方が整列してくださいますので、焦らず利用してくださいね。
行列が長くて間に合わないかも…と思っても、なぜか必ず間に合ってしまうものなのでそこまで心配しなくて大丈夫ですよ!
劇場周辺での食事
観劇の前後にお腹を満たしたい場合、劇場内や周辺にある飲食店を利用すると良いでしょう。
宝塚大劇場は施設内に様々なレストランがあり、周辺にも素敵なお店がたくさんあります。
生徒さんも大好きなサンドイッチ屋さん【ルマン】や、イングリッシュティーやスコーンの美味しい【ティーハウス サラ】などが定番です。
東京宝塚劇場の劇場内にレストランはありませんが、向かいの「日比谷シャンテ」やお隣の「東京ミッドタウン日比谷」がオススメ。
少し足を伸ばして銀座や丸の内エリアにも、たくさんの飲食店が点在しています。
劇場周辺の飲食店については、下記カテゴリー内の記事を参考にしてみてくださいね!
まとめ
今回は、宝塚歌劇の舞台を楽しむためのポイントをいくつかご紹介いたしました。
- 持ち物や観劇マナーを確認
- 服装やバッグでオシャレを楽しみつつ、他人への配慮を忘れない
- 公演の予習として、作品のあらすじや出演者をチェックしておくことでより楽しめる
- お手洗い事情をチェックしておく
- 観劇時の飲食店もチェックしておく
初めての宝塚観劇でドキドキするかもしれませんが、現実を忘れて夢の世界を思い切り楽しみ、有意義な時間となりますように!
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